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何によって人に憶えられたいか/スタイルブランディング®コラム
私が13歳のとき、宗教の先生が生徒一人ひとりに「何によって人に憶えられたいかね」と聞いた。
誰も答えられなかった。先生は笑いながらこう言った。
「いま答えられるとは思わない。でも、50歳になって答えられないと問題だよ。
人生を無駄に過ごしたことになるからね」~「非営利組織の経営」P.F.ドラッカー
引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモント社=============================================================
確かに、こんな質問をされたら答えに苦労しそうですね。
この言葉は、自分が人に対してどんな印象を持たれるか?記憶されるか?
という部分から一歩踏み込んで、どんな成果を出した人として憶えられるか?
ということを言っているように思う。
成果という言葉を使うと、含蓄のある言葉も陳腐に思えてしまうが、要は何を成し遂げた人なのか?
ということであろう。
それが、仕事の場面であれ、家庭生活であれ、地域コミュニティの場であれ、自分の趣味の領域であれ、
そして記憶する人が自分も知らない多くの人であれ、周囲の一部の人であれ、ただ一人の人であれ、
その人なりの何かで憶えてもらえたら、それは幸せなことなのではないだろうか。
レベルは人それぞれだが、人間には承認欲求がある。
認められたいと思うのは、自然な思いである。
認められて、さらに自分を象徴する何かによって憶えられる。
「何によって憶えられたいか」
この答えをつかむために、一生懸命頑張っているのかもしれません
株式会社スタイルブランディング
平山正人