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チェンジ・エージェントの条件/スタイルブランディング®コラム
既存の組織にイノベーションを移植することはできない。
組織自らが全体としてチェンジ・エージェントへと
変身しなければならない。
~P.Fドラッカー「ネクスト・ソサエティ」
引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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前回までは「未来」に対する言葉でした。
今回からはその未来に対して、
我々はどのような準備をする必要があるか?
どのように考えないといけないか?行動しないといけないか?
その辺りのヒントを、ドラッガーの言葉から考えたいと思います。
既存の組織にイノベーション(革新・刷新・新機軸)は移植できない・・
とドラッガーは言っています。
移植できないというよりも、してはいけないのかもしれません。
人事の現場から物事を考えると、確かに納得できる事が多々あります。
例えば、新しい制度を取りれたとしても、その制度がどうであれ、
その現場である組織が上手に運用できなければ、また、新しいことを
受け入れられなければ、むしろ混乱し、後退するだけです。
「チェンジ・エージェント」 この言葉をどう捉えるでしょうか?
エージェントとは、一般的に「代理人」というイメージがあるでしょう。
辞書を引くと、その他にも「発動者・行為者」という意味があります。
スポーツの世界でよく聞く「フリー・エージェント」という言葉です。
自由に発動する者。自由に行為する者。
そこから考えれば、「チェンジ・エージェント」という言葉は、
代理人という意味ではなく、変化・変革する発動者・行為者です。
個人・組織全体が変化の発動者になること、もしくはその発想を
持つことが、過去や現状の成功に留まるのではない、未来にむけた
イノベーションを実践できるということです。
株式会社スタイルブランディング
平山正人