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注意を引く仕組み/スタイルブランディング®コラム
予期せぬ成功は、体系的に探求しなければならない。
まず行うべきは、予期せぬ成功が必ず目にとまる仕組み、
注意を引く仕組みをつくることである。
マネジメントが手にし検討すべき情報のなかに、適切に位置づけることである。
~P.Fドラッカー「イノベーションと起業家精神」
引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社 ====================================================
ここでのポイントは、「マネジメントが手にし検討すべき情報のなかに~」
の部分ではないでしょうか?
予期せぬ成功も失敗は、そもそも報告者も気がつかない場合があります。
そうであれば、報告すらあがらない訳です。
唯一の方法は、ベタではありますが「事実」と「主観・感想」「提言」を
しっかりと分けて報告をする習慣だと思います。
それが前提となり、後は報告者・被報告者が注意深く観察していくことです。
私がある企業から委託を受けている業務では、
その業務が終了するたびに定型フォーマットにて報告書を提出します。
そこには、事実と感想を分けて記入する欄がありますが、それが必ずしも
機能していないという事実がありました。
現場で感じた、まだ見ぬ成功や失敗。共有したほうがよい情報など。
報告・共有・フィードバックの連続で、予期せぬものを予期する。
ベタなコミュニケーションが、意外と機能的な仕組みなのかもしれません。
皆さんが出している報告書。皆さんが要求している報告書。
出すこと、出させることが、目的になっていませんか?
株式会社スタイルブランディング
平山正人