スタイルブランディング®コラム

戦略より定義を優先させる/スタイルブランディング®コラム

(2013-08-28)

事業の定義を現実の成果に結びつけるものが経営戦略である。
経営戦略の目的は、組織をして、その望む成果を上げさせることである。
同時に、経営戦略は事業の定義の適切さを明らかにする。
経営戦略が望ましい成果を上げないときには、
事業の定義を考え直さなければならない。
              ~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」

引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社
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「戦略」という言葉が多用・乱用されている昨今、
様々な手法を取り入れて戦略立案に時間とお金をかけることがあります。
戦略立案は大事です。
「どうやってやるのか」は企業の意志をマーケットに対して示すことであり、
実行する社員たちにとっての道標になるものです。

しかし、「どうやってやるのか」は「何をやるのか」=「事業の定義」が、
しっかりとはっきりとしていないと、望む成果は得られません。
まあ「何でもいいから結果を出せ」といった類のことであれば、
手段を選ばず戦略もなくやればいい話しです。

事業の定義がしっかりと定めらていて、戦略を実行するすべての人たちに、
事業の定義が共通言語されている状態を作ることが、
経営者としての使命の1つだと思います。

事業の定義、語り続けていますか?

株式会社スタイルブランディング® 平山正人