スタイルブランディング®コラム

選択は本能である/スタイルブランディング®コラム

(2014-03-01)

人生を計るものさしは、人によって違う。年月、重要なできごと、業績など。
だが人生は、わたしたちの行う選択によって計ることもできる。
さまざまな選択が積もり積もって、わたしたちを今いるところに導き、
今ある姿にしているのだ。このレンズを通して人生をとらえれば、
選択がとてつもなく強力な力であり、わたしたちの生き方を決定する。
必要不可欠な要因だということがはっきり分かる。
これほどの力を秘めた選択だが、その力は何に由来するのだろう?
そしてどうすれば、それを最大限に活用することができるのだろう?

~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋
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著者の生きてきた背景から、自らが選択できることの幸せと選択をする責任を、
随所で感じさせるこの著書からも、多くの意思決定の材料を得ました。

極端な話し、生きるか死ぬか?を分ける状況においては、生きるための選択
=意思決定は、生きようとする本能によって行われるのではないでしょうか?
幸か不幸か、このような状況になった経験がないため、想像の世界でしかありませんが・・

人それぞれの人生の、様々な経験を通して培った能力や知識を活用して、
物事を選択してきて、今がある・・という著者の発言には、とても共感します。
今までの自分の選択=意思決定を振り返ると、そこには自分の選択の癖や方法論が、
見えてきます。それが、次の選択に影響を及ぼすことは否めません。
つまり、選択は強い力=影響力を持っているということにも納得します。

しかし、その強い力は正しい使い方をされる必要があります。

温故知新 「故(ふるき)を温(たずねて)新しきを知る」という言葉を、
思い浮かべました。

次に行う選択=意思決定の前に、自らの過去を振りかえった上で、
これからの未来のことを考えてみるのも良いかもしれません。

株式会社スタイルブランディング® 平山正人