スタイルブランディング®コラム

人は費用ではなく資源/スタイルブランディング®コラム

(2008-06-01)

マネジメントのほとんどが、あらゆる資源のうち、人が最も活用されず
能力も開発されていないことを知っている。
だが現実には、人のマネジメントに関するアプローチのほとんどが、
人を資源としてではなく、問題、雑事、費用として扱っている。 

              ~P.F.ドラッカー「マネジメント」

引用:「経営の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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難しいことを言っています。
要は、「人」をどのように捉えるかという、経営の観点から見た大局ではあるものの、
実際にどう見ているのか?によって、発せられるメッセージは変わってきます。

「費用」で考えれば、一番高い費用は報酬が高い人。
すなわち、経営者であり、経営陣である訳です。
だから、社長や経営陣が働かない企業は、最悪です。

目の前におきている人に関する雑事・・・は、すべて人という資源を最大源に
活用するための1つの現象にしかすぎず、それを解決することは手段でしかないはずです。

個人単位では、どう思っているのでしょうか?
「自分が資源だ!」とか「費用だ!」と普段から思っている人は少ないでしょう。
しかしながら、資源は大いに活用できるものです。
少なくとも、「自分自身が活用される資源であり続ける事」は必要ありそうです。

「会社の資源」と考えるとちょっといやですが、せっかくなら自分という人間の
価値を最大源発揮させてもらいたい・・と思うはずです。
そう、「自分という資源」をどういったフィールド(企業)でどのように活用していくか。
企業は、自分たちのフィールドには、「どういう資源を必要とするか」を
真剣に考えて、メッセージを出すべきです。

株式会社スタイルブランディング
平山正人