スタイルブランディング®コラム

アウトプットを中心に考える/スタイルブランディング®コラム

(2006-07-22)


仕事を生産的なものにするには、成果すなわち仕事のアウトプットを中心に
考えなければならない。技能な知識などインプットからスタートしてはならない。
技能、情報、知識は道具にすぎない。  ~P.F.ドラッカー「マネジメント」


引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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アウトプットする事は、簡単そうで難しいですよね。
知識や経験があるのに結果が出ない、出せない。
自分が知っている事や聞いてきた事を、
他人に上手に伝えられない、教えられない、伝わらない。

仕事をしていく上で、どんな人が優秀な人だろうか?
という議論をした時に、
「やった仕事のマニュアルが結果的に出来てしまう人」
という結論になったことがありました。

一通りその仕事が終わった時に、その人が作ったレポートやドキュメント、
スケジュールや議事録といったものがきちんと整理・ファイルされていて、
誰がその仕事に取り組んでも成果が出せる状態を作っていく人が、
実際に周囲に存在しました。

これは成果を出す行動習慣というよりも、
行動習慣そのものが成果であったのではないでしょうか?
何も特別なことをしなくても良いので、時間の余裕はあるし何回も同じレベルの
成果が出せる。すばらしく優秀な人間と判断されたのでした。

とかく、技能・情報・知識を得るレベルで満足している事が多い中、
インプットしたものを行動習慣と知恵に発展させてアウトプットする事を意識すると
仕事の捉え方が変わってくるかもしれないですよね。

株式会社スタイルブランディング
平山正人