スタイルブランディング®コラム

間違った人事の対処法/スタイルブランディング®コラム

(2008-10-01)


間違った人事をされた者を、そのままにしておくのは温情ではない。
意地悪である。辞めさせる理由はない。
一流の技術者、一流の分析専門家、一流の販売部長はつねに必要である。
妥当な解決策は、以前のポストあるいはそれに相当するポストに戻すことである。

             ~P.F.ドラッカー「マネジメント・フロンティア」

引用:「経営の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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まあこの手の話は、単純にはいきません。
「もとに戻す」という風土を作らないと、戻った人はより仕事をしずらくなります。

前提として、人事の際にきちんと新しいミッションの使命と理由を、
任命者と当事者で共有し、引き継ぐことです。

社員や現場が、人事に対してきちんと意図を感じていれば、
個人の能力や評価に帰結しない見方をするようになるでしょう。

それをせずに行ったり来たりする人事を繰り返すと、現場に疑心暗鬼な空気が流れ始めますよ。

株式会社スタイルブランディング
平山正人