強み/スタイルブランディング®コラム
(2009-09-15)
何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行なうことはできない。
~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」
引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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あるプロジェクトのキックオフの会のとき。
ひとり一人、自己紹介と意気込みを話すことになりました。
「足をひっぱらないように頑張ります」
「何ができるかわかりませんが、貢献できるように頑張ります」
こんなスピーチをする人って多いです。
謙虚でいいのかもしれません。
一方で何か表面的で物足りない。
心の中では不安と同時に、
「プロジェクトの中でこんな役割を担いたい」とか
「これなら出来る」
といった思いを描いているものです。
プロジェクトメンバーを選んだ時点で、リーダーがそれぞれに選抜理由を説明し、
プロジェクトに参加して活躍している自分の姿を喚起させる。
その上で、キックオフにおいて自分のどんな強みを発揮してこのプロジェクトの
成功に寄与するかをスピーチしてもらえば、それは従来のミーティングよりも
一歩深いものになるでしょう。
強みがかぶれば時には衝突することもありますが、
思わぬ副産物がうまれるかもしれません。
強みを発揮させる仕掛けを作るのは、リーダーです。
株式会社スタイルブランディング
平山正人