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自分の強みはわかりにくい/スタイルブランディング®コラム
誰もが、自分の強みはよくわかっていると思う。
しかし、たいていは間違っている。
わかっているのは、せいぜい弱みである。
~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」
引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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ドラッガーは「間違っている」と言い切っていますが、
自分が認識している強みが間違っているかどうかは別として、
他人はどう認識しているのかを知ることは重要なことでしょう。
しかし、強みを「どう引き出すか」の方法については、
他人に手伝ってもらうこともありますが、
その答え自体は「自分の中にある」と認識する必要があります。
後は強みの「出し方」でしょう。
これは難しいです。どんどん前に強みを出せばいい訳ではないです。
出し方によっては「弱み」になる可能性を秘めています。
強みを「出す」というより、「発揮する」くらいの表現がいいかもしれません。
面接や面談をしていて、「強みや弱み」を聞くと、
一方を説明した上で、「その反面・・」といってもう一方を説明する方が
多くいらっしゃいます。
例えば、
「私の強みは目標を決めたら、それを達成するために一生懸命になれるところです。
反面、一生懸命になるばっかりに周囲が見えなくなってしまうところです」
説明手法的には間違っていませんが、何か当たり障りなくて好きになれません。
結局何が強みで、それを使って何ができるのかがわかりにくくなります。
「強み」がわかりにくく、間違っているのではなく、
「強みの発揮の仕方や伝え方」をどうしたらいいのかがわかりにくく、
間違った伝え方や発揮の仕方をしてしまっている事が多いのではないでしょうか。
株式会社スタイルブランディング
平山正人