スタイルブランディング®コラム

強みを知る唯一の方法/スタイルブランディング®コラム

(2009-10-15)


何かをすることに決めたら、何を期待するかを書きとめる。
9ヶ月後、1年後に結果と照合する。
私自身これを50年続けている。
そのたびに驚かされる。
こうして自らの強みが明らかになる。
自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である。

               ~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」

引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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ドラッガーは結果検証、効果測定を50年続けていると言っています。
これはすごいことだと感心しますし、できそうでなかなかできないことです。

強みを知る方法は一つではありません。
カウンセリングをしていると、ふとした会話や行動に、
その人の強みを明らかにするヒントがちりばめられていたりします。
それを拾ってあげて気づかせてあげると、意外なところに
自分の強みが眠っていて、驚く方もいらっしゃいます。

ドラッガーがやっていたこの習慣は、まさに自分でできる強みの発見方法です。

多くの人間は(私もその一人ですが)、何かを始めるときは
いろいろと決めごとをしたり、成果のイメージを描いたりして、
割とロジカルに物事を考えます。
しかしいざ物事がスタートすると、定点観測による効果測定をしたり、
期待と結果の検証をする人は、あまりいないものです。

仕事で強制的に報告を求められるものはともかく、
それが自分自身で帰結するものであったりすると尚更です。

私のとっては、強みの知り方の引き出しを増やすために、
ドラッガーと同じ習慣を、まずは何か一つのことこら試してやってみたいと思います。

株式会社スタイルブランディング
平山正人