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未来は今日つくるもの/スタイルブランディング®コラム
未来は明日つくるものではない。
今日つくるものである。
今日の仕事との関係のもとに行なう意思決定と行動によって、
今日つくるものである。
逆に、明日をつくるために行なうことが、直接、今日に影響を及ぼす。
~P.Fドラッカー「創造する経営者」
引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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前半部分は理解できるものの、「逆に~」からの後半のくだりは、
情景がなかなか頭に浮かんできません・・発想力不足でしょうか・・
「未来は今日つくるもの」
これは、「先々のために今日できることは早めにやっておく」
といったこととは少し違います。
自分の意思決定や行動が結果的に未来を作るのではなく、
少し意図的な発想を持って行う意思決定や行動が、
実は未来をつくることになることを、知っておくべきなのかもしれません。
以前にここで書いた「計画された偶発性①、②」の事を思い出しました。
これはドラッガーが言った言葉ではありませんが、
スタンフォード大学教授のジョン・クランボルツ(Krumboltz,John 1928-)が、
1999年に発表した、
「計画された偶発性(Planned Happenstance):予期せぬキャリアの出来事を創造する」
という論文の中で、以下の考え方を発表しています。
+「個人のキャリアは偶然に起こる予期せぬ出来事によって決定されている事実があり、
その偶発的な出来事を主体性や努力によって最大限に活用し力に変えることができる」
+「偶発的な出来事を意図的に生み出すように、積極的に行動する事によって、
キャリアを創造する機会を生み出すことができる」
このような考え方は、
ドラッガーはキャリアに限定して言っている訳ではないですが、
共感し合う部分があるのではないでしょうか?
後半部分は・・もう少し、考えてみます。
株式会社スタイルブランディング
平山正人