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差し迫る重大な現実を見逃す危険/スタイルブランディング®コラム
予測したことがすべて起こることはありうる。
差し迫る重大な現実を見逃し、あるいは注意さえ払わないほど
危険なことはない。
予測には、そのような的外れを逃れる道がない。
重大なことや際立ったことは、予測不可能な価値観や、
世界観や、目標の変化によってもたらされる。
~P.Fドラッカー「断絶の時代」
引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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前回のコラムから1カ月。
この間に大きな出来事が私たちの国に起こりました。
生きること、仕事をすること、家族と過ごすこと、友人と会うこと。
そして普通の日常が幸せであるということ。
多くのことが、貴重なことであるということを思い知らされました。
毎日を大切に生きていこうと、心に決めました。
今回のドラッガーの言葉、しっかりと考えていきたいと思います。
難しい件を選んでしまいました。
例えが適当かわかりませんが、
前半部分は、運転免許を取得する際に、教習所で言われたような事と
同じような感じがしました。
例えば、見通しの悪い交差点にさしかかった際に、
起こりうることを予測して、注意を払うこと。
人生でも仕事でも、一連の準備と心がけは重要です。
後半では、重大なことは「予測不可能な価値観や世界観~」によって
もたらされると言っています。
重大なことのファクターは予測不可能なことが関係する・・
それでは、差し迫る重大な現実は、予測ができないということなのでしょうか?
それでは心許ない・・と思うのは私だけではないでしょう。
私はこう捉えました。
世の中の出来事や周囲の状況の変化に対してアンテナを高く持つこと。
つまりここで言う「価値観や世界観」そこから起因する「目標の変化」に対して、
関心を持って注意深く見ること。
その変化が、自分の影響が及ぶことであれば当然対策を施し、
影響が及ばないことであれば、少なくとも重大な現実に向き合う事が大切。
目の前に起きたことを、見逃さない見過ごさない。
そして、起きてしまった現実にどう対処するか?が、
もっと大事な事だと思います。
株式会社スタイルブランディング
平山正人