スタイルブランディング®コラム

基本については継続性が不可欠/スタイルブランディング®コラム

(2011-06-15)


組織の基本にかかわること、
すなわち組織の使命、価値、成果にかかわることについては、
継続性が不可欠である。
チェンジ・エージェントにとっては、
変化が常態であるだけに、とくに基本を確立しておかなければならない。

               ~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」

引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
============================================================
この言葉には、とても共感します。

まずは「基本」についてですが、
ドラッガーは「継続性が不可欠」と言っています。
この「基本」とは、「強みや特性、身についてる型・形」と
表現してもいいのではないでしょうか?
つまり、その組織や企業そして個人個人が、お金を稼いだり、
人から認められたり、社会に貢献したりするための活動の基礎となる部分です。

そして継続性に加えて、
私は「再現性」も不可欠だと思っています。

つまり、「継続性」と「再現性」がある「基本」は、
いつでも発揮できるものとなります。

最近、親しくしていただいている人材会社の社長さんが、
「仕事の型を大事にしよう」とおっしゃっていました。
その話を伺い、私も改めて「基本=型」の大事さを再認識したところです。

「型やぶり」は、型が身についている人がやること。
継続的に基本に忠実であるから、応用ができ、時には型破りな発想や行動もできる。

私がやっている、面接官の仕事やカウンセリングの仕事。
趣味でやっている華道・・・それぞれ、基本の型があります。
しかし、その「基本」だけにとどまっている訳にはいかないので、
変化や柔軟性、時には大きな改革が必要とされてくる。
そんな時こそ、物事の「基本」を身につけている人かどうか?
その変化は理にかなっているか?真価が問われます。

皆さんのビジネスや組織、
そしてお一人お一人の「基本=型」は何ですか?継続性があって、再現性がありますか?

株式会社スタイルブランディング
平山正人