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必要とされる二つの予算/スタイルブランディング®コラム
(2012-07-01)
ほとんどの予算が、景況に合わせた一種類の予算しかもたない。
好況時は一律に増やし、不況時は一律に減らしている。
そのようなことでは、未来を手にすることはできない。
チェンジ・エージェントたるためには、二つの予算が必要である。
一つが現在の事業のための予算、
もう一つが未来のための予算である。
~P.Fドラッカー「明日を支配するもの」
引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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未来のための予算・・の項目には、
研究開発費や新事業への先行投資などがすぐに浮かびます。
私の分野からの未来のための予算と言えば、
「人への先行投資予算」です。
現在の新卒採用のやり方には少々疑問を呈するものの、
新卒を採用する企業にとっては、
採用活動にかける費用や、内定者研修、新人研修にかける費用は、
まさに「未来のための予算」です。
不況下においては、
控え目に予算を組んで効果的な執行の仕方が求められます。
一方で大学生を見ていると、3年生の秋・冬からは就職活動。
サークルやクラブ活動はその前に引退・・・
という話をよく聞きます。大学生活って3年間?と思ってしまいます。
企業・学生双方共、
「未来への予算」をもっと効果的に使えないものですかね?
株式会社スタイルブランディング
平山正人