スタイルブランディング®コラム

予期せぬ成功が拒否される理由/スタイルブランディング®コラム

(2012-11-01)


予期せぬ成功がマネジメントに認められないのは、
人間誰しも、長く続いてきたものが正常であって、
永久に続くべきものと考えるからである。
自然の法則のように受け入れてきたものに反するものは、
すべて異常、不健全、不健康として拒否してしまう。

             ~P.Fドラッカー「イノベーションと起業家精神」

引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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ちょっと極端な捉え方ではあると思いますが、
これに近い状態は、皆さんも様々な場面で感じた経験が
あるのではないでしょうか?

組織にしても、個人にしても、
予期せぬ成功が拒否される背景には、
「認めたら自分の存在意義がなくなる」
といった考えが働き、
「成功によって変化することに対応できないかも・・」
という恐怖心が芽生えてくることが、1つにはあるのではないでしょうか?

これは、仕事そのものや過去の成功そのものが、
「個人」や「ある特定の組織」に紐づいている場合に、起こりうる可能性があります。

経営や人的資源を預かる立場の人間は、
過去の成功を既得権としない組織作りと人の配置をし、
功労者や稼ぎ頭の組織こそ、硬直化させないことが重要であると考えます。

皆さんの周囲の稼ぎ頭は硬直化していないですか?

株式会社スタイルブランディング
平山正人