スタイルブランディング®コラム

予期せぬ成功は要求でもある/スタイルブランディング®コラム

(2012-12-01)


予期せぬ成功は機会である。
しかしそれは要求でもある。
正面から取り上げることを要求する。
間に合わせではなく、優秀な人材が取り組むことを要求する。
マネジメントに対し、機会の大きさに見合う取り組みと支援を要求する。

             ~P.Fドラッカー「イノベーションと起業家精神」

引用:「変革の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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「予期せぬ成功」は見逃されがちだし、認められにくい・・・
と書いてきました。
今回は例えそれが認められたり注目されたとしたら、その成功はどんな事を
要求しているのだろうか?というドラッガーの言葉のご紹介です。

ドラッガーは「成功は要求でもある」と言っています。
つまり「きちんとした扱い」を要求しているのです。

マネジメント=経営が、その成功に対し、
1回の偶然ではなく、継続的な成功に繋げるためのビジョンを持ち、
それを実行するための具体的な支援ができるか?
を問うています。

しかしこれはマネジメントの問題でしょうか?
そもそも、マネジメントをその気にさせる役割は、
現場なのではないでしょうか?

ドラッガーはマネジメントに対して問うているのではなく、
チェンジ・エージェントとしての役割を認識し、
その役割を果たそうとしているのか?を問うていると考えます。

予期せぬ成功が要求していることを現場で感知し、
マネジメントが支援したくなる具体的なビジョンを描いてみませんか?

株式会社スタイルブランディング
平山正人