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仕事ぶり以外の評価は力の濫用/スタイルブランディング®コラム
いかに科学的であり、いかに多くの洞察を与えてくれるものであっても、
潜在能力、人柄、将来性など、証明済みの仕事ぶり以外のもに焦点を
合わせた人事評価は、力の濫用である。
~P.F.ドラッカー「現代の経営」
引用:「経営の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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これは、正論ではあるものの「潜在能力」や「将来性」に関しては、
現時点での評価には反映しずらくとも、役割の付与や昇進に関しては、
何らかの形で反映させてもよいと、私は思っています。
もちろん、「若手」に限ってですが・・
私は、人事評価を決定する多くの場面を、人事の人間として経験してきました。
そんな場面に立ち会うと、評価者の人間性や部下とのスタンスがとてもリアルに
見えてきます。意外な人が、部下のことで幹部と闘っていたり、自分のことしか
考えていなかったりと、普段の仕事では見えない場面が浮き彫りになります。
そんな中で、最も無意味な部下の評価の仕方・・
好き嫌いを反映させたり、今回の評価対象期間ではない時期(多くは過去)の
出来事を持ち出してきたり・・といった事は、言語道断ですが、
「○○くんは頑張ってるんだよ」が評価理由の人。
特に、平均以上の評価を付けたがる人にこの理由が多いのです。
全く部下のことを考えていない発言ではないでしょうか?
周囲からは失笑を買います。
そんな事で仮に評価が上がっても、全く本人のためにはなりません。
それこそマイナスの力の濫用です。
もっと具体的な「仕事ぶり」を評価時だけでなく、普段から見てあげていてください。
株式会社スタイルブランディング
平山正人