スタイルブランディング®コラム

組織を動かす時間は少ないか/スタイルブランディング®コラム

(2009-02-01)


優れた組織構造とは、誰もが自分自身をマネジメントし、
動機付けることのできる構造である。
すなわちマネジメント、組織構造、管理、コミュニケーション、人事など
組織体を動かすことに時間をとられないほどよい。

                ~P.F.ドラッカー「マネジメント」

引用:「経営の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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これは核心をついています。
課題解決のプロジェクトなんかをやると、「○○部に動いてもらわないと」
なんて会話がなされ、その部署に交渉に行き、結果なかなか動いてくれない・・

よくある光景です。会社をよくするために慣例を変える必要があるのに、
力関係で動かない部署があって、暗礁に乗り上げてしまった・・
そんな経験、私はあります。
硬直しきった組織だったんでしょうか?今思えば。
動機付けしてあげないと、変革しようとしない組織。そしてそこのリーダー。

闘っているのは市場とではなく、社内と。
向いているのはお客様の方ではなく、社内パワーバランス。
見ているのは部下ではなく上司。

そろそろそんな負のスパイラルから、自分だけでも、自社だけでも
脱却しましょう。

株式会社スタイルブランディング
平山正人