スタイルブランディング®コラム

仕事が方向づけを行なう/スタイルブランディング®コラム

(2009-05-15)


仕事は人の成長を促すとともに、
その方向づけを行なうべきである。
さもなければ、仕事は人それぞれの特質を発揮させることはできない。

                 ~P.Fドラッカー「現代の経営」

引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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「仕事に意味付けをし、意志を付加するべき」と捉えてみました。

組織やチーム、個人に仕事を依頼するとき、なぜその仕事をやるのか?
の意味付けがされないと、それをやる人やチームの意志がのっからない。
そうすると、ドラッカーの言う「特質を発揮させることができない」
と思うのです。つまり、誰がやってもいい仕事になります。

もちろん、すべての仕事にいちいちそのプロセスが必要かというと、
そうとも言えないところもありますが、少なくとも意識づけの部分を
省くと、組織やチーム、個人の成長を促すことにはなりません。

仮に優秀な部下が、言われなくても自分で意図を察知し、特質を発揮
してくれれば、問題はないかと思いますが、それは稀なことです。

このプロセスをやり続けることは、実際には言う以上に大変なことですが、
部下だけでなく自分自身の成長にも繋がることは、否定できません。

自分の組織やチーム、そして自分自身のために次の仕事からでも、
取り組んでみてはいかがでしょうか。

株式会社スタイルブランディング
平山正人