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ひらめきと第一感
名案は突如としてやってくる。「Aha!」という、その瞬間あなたが得るものは、 すべてが腑に落ちた深い納得感かもしれないし、 小さな「Aha!」が積み重なって未来への道標となるかもしれない。 引用:「戦略は直観に従う」/著:ウィリアム・ダガン/発行:東洋経済新報社 =============================================== 今回からは「発想する」という観点から、「意思決定」を勉強していきたいと思います。 ちなみに本のタイトルにある「直観」は「直感」ではありません。 この本の副題は「イノベーションの偉人に学ぶ発想の法則」となってます。 イ..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-8
何とかなると考えることが、日本人の一つの欠点じゃないかな。 本当に決めなければいけない大事なことでも逡巡し、時間を置いてしまう。 日本企業の弱点も決断が遅いこと。経営するうえで、決断する時間の早さ、 タイミングの見極めはものすごく大事になってきます。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 決断のスピードとタイミング。これが一番難しいと思います。 早ければ良いものではなく、タイミングの見..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-7
情報網を張り巡らせて隅々まで目を光らせていないと、 危機や問題の芽生えを見逃す。そういうものに、アグレッシブに、 かつセンシティブになって経営していくものなんです。 いろいろなものを注意深く見てかぎ分けるという、 貪欲さが必要になるんじゃないかな。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 「注意深く見てかぎわけるという貪欲さ」 ここに真髄がありそうです。 危機や問題というのは顕在..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-6
考えに考えてそれでも選択肢がいくつか残ったら、 どれを取ってもあまり差がないんじゃないかな。 それならば、実行の段階で努力して成功させればいいんです。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= ベストな意思決定かどうかは、 決める時に決まるのではなく、実行段階での努力も含めて後で決まる。 成功が確信できるまで時間をかけていたら、機を逸する可能性が生じます。 意思決定をするまでのプ..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-5
情報の背後に潜む本質はこうだろう、こういうことが起きつつあるな、 あるいは相手の意図はこうだ、真の問題はここだということを 読み切らなければいけない。その勝負ですよ。経営者は。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 失礼な表現かもしれませんが、 こうやって言い切れるのは、単純にカッコイイ。 実際にその勝負をやってきたからこそ、言葉に凄味があります。 背後・未来・相手の本質・物事の..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-4
いつまでに決めなければいけない、という期限がいちばん大事なんです。 いくら優秀な作戦でも、相手に先制されたら負けてしまう。 だからタイミングを重視して、期限を決めたら集められる情報を集めて決めてしまう。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 期限を決める。これは確かに大事なことです。 一方で、期限までに決める。ということも大事なんじゃないかと思います。 意思決定する期限は決めたもの..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-3
情報は必要だけれども、すべては教えてくれないんだね。 情報は起こりうることの、 ある表情をちらっと見せてくれるだけの断片でしかない。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 全てを教えてくれない以上、自分で考えないといけない。 情報は断片。ピースを集めて、考えて考え抜いて、全体像をつかめ! ということでしょうか。 例え断片を全部集めて一枚の絵が完成したとしても、 それは情報を集合..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-2
戦って勝てるものじゃないといけない。 「あそこに行って戦おう」と言ったって、勝負にならないんじゃ、 お話にならない。しかも今勝てたとしても、 10年、20年とその分野で製品を出し続けて戦っていけるだけの地力はあるのか。 新規事業については、そういう視点で考えましたね。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 正しい論理を堂々とおっしゃっているところに、すごさを感じます。 「製品を出..続きを読む
勝ちにこだわって生き延びた-1
何を捨てて何を選ぶかという判断をしていったんです。 生き延びるためにはリストラと成長戦略を同時に進める必要がありました。 そういう時間的感覚をつねに意識する必要があったんです。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 「捨てる」ということは簡単なことではありません。 古森氏はこの10年の「破壊と創造」の取組みで、それまでの看板だった、 「写真フィルム事業」を捨てる決断を下しました。 そ..続きを読む
勝ち続けられるのか、否か
勝ち続けられるのか、否か。 あのとき私は、新分野を徹底的に見極めた。 ~古森重隆氏:富士フィルムホールディングス会長兼CEO 出典:週刊東洋経済2014.4.19(東洋経済新報社) ========================================= 古森会長が、この10年における富士フィルム社の生き残りをかけた、 「破壊と創造」の歩みを振り返った際の言葉です。 この特集記事の中のインタビューで古森会長は、 「経営者にとって最も大事なのは、会社を生き延びさせることです」 とおっしゃっています。 つまりご自身の中で、..続きを読む